2015年振り返りと2016年

2015年は変化の年。
虚栄をはって暮らしていたことの瓦解にはじまり、自分に素直になって心から向き合いた思った仕事に関われない苛立ち。そんな負に向き合った2015年前半。この辺のことはこのブログに。
ただ、思い切り負に向き合い、周りの人の支えもあり、後半からは一転、自分にあった企画の仕事にまい進し、暮らし全般において良いパターンをつくれた2015年後半。ポイントとしては1、新しい仕事、2、旅、3、趣味の仲間、4、一人暮らしの再開、5、仕込み1、新しい仕事センシングの領域においてハードウェアにとどまらない、データー、サービスまでの事業企画に携わりながら、事業領域を新規ドメイン(新規アプリケーション、新規バリューチェーン、新規収益モデル)に拡大するチャレンジ。かねてよりの思いである「技術的な価値を経済的な価値に結びつける」上で、やるべきことがやれていると感じている。(なにをすべきかは以前のブログ)。また、ワークスタイルの面でも、海外含めた市場観(欧州、中国、アジア)を出張を通して取得することができたとともに、国内外のサポートから設計までのメンバーと連帯しながら仕事ができた。
2、旅仕事においていい循環が回ることで仕事以外の時間を思いっきり楽しめたのも今年の後半。タイ、パキスタン(フンザ)、インド(ラダック)など宗教、文化、自然、生活...あらゆる面で日本での日常と異なる場への旅は刺激的であり、学びもおおく、また、そこでの見たもの話したことは一生忘れられないものが多かった(写真はこちらで)。特に、以下は印象深く、再び訪れ、触れたいと思わせるものだった。
パキスタン(フンザ)
  神のもとに皆が平等であるという宗教観
  豊かな自然のもとでの悠々とした生活観
・インド(ラダック)
  グローバルな視点と同時に自分たちの宗教、自然、文化に根差した生活を継承する教育(詳細こちらで
  ヒマラヤの圧倒的な自然と厳しい山の中での人びとのたくましい暮らし
3、趣味の仲間また、山、音楽、旅、絵画、食事、呑みなどなどそれぞれの趣味の領域において、時間を豊かで楽しいものにしてくれる友達に改めて感謝するとともに、新しい友達に恵まれることもできたことが、趣味の幅を広げてくれたように思う。特に、西東京に引っ越してきて音楽の各種イベントへのアクセスが近くなり、そこで友達と過ごす時間は格別だと思う。バラカンマジックを中心に幼いころから愛するクラシックなグッドミュージックと、GillesPetersonを中心に国、ジャンルをクロスオーバーしたエレクトロ系ミュージックと、山達を中心にしたシティポップとがほどよく調和した音楽ライフだった。
4、一人暮らしの再開
3年半ぶりに寮生活から一人暮らしに戻り、生活空間を再構築することに。調理器具、趣味道具(カメラ、音響周り)、ワードローブ、生活用品などそれぞれ長く付き合うものを見極め、少しずつそろえていくことは自分の生活観をものを通して再整理するよいきっかけだった。
5、仕込み以上がいままでの仕込みが少しずつ形になってきたもので、次の仕込みの準備も少しだけできたかなと思う。中でも、さとなおラボの参加は2015年後半の大きなハイライト。事業企画の仕事をする中で、プロダクトとコミュニケーションのプランニングの垣根が一層となくなってきていると感じるようになった。そんな折に、大学時代にコミュニケーションプランニングに強く興味をもちサークルまでつくるきっかけになったさとなおさんのラボへの参加することに。さとなおさん、組織を超えたラボの仲間との議論を通して、コミュニケーション領域の考え方をアップデートするとともに、プランニングの型、仕事へのプロ意識を学ぶことができている。また、つい等閑になっていた読書の習慣が戻ってきたのも、考えを深め整理することにつながった。

そんな2015年の後半のモメンタムを保つための2016年のテーマは「型」「動」。モメンタムを再現性高く持続させるために思考・行動パターン「型」をつくり、ただ、好奇心は大事にして「動」く。自分のスコープを広げながら「型」をブラッシュアップしていきたい。

1、学びを形に
オープンクローズド戦略、管理・財務、ビジネスモデルの構築、デザイン思考でのプランニング、コミュニケーションプランニング...一連の知識を事業企画の業務に落とし込み、プランナーとしての型をつくっていきたい。また、書籍、セミナー等々、意識的に各領域の議論をアップデート、拡大していく。
2、結果を残す
事業企画として仕込んできたものを事業立ち上げ、収益という結果として残したい。そのために、机上のアプローチ以上に、周囲を巻き込むプロセスを意識したい。国・ファンクションを超えたフラットコミュニケーションインフラ、周囲に納得してもらうコミュニケーション・業務スタンス、ミーティングファシリテーション・・・といったHowを強く意識していきたい。同時に、プロダクトプランナーという立ち位置をベースにコミュニケーション、ファイナンスといった領域へプランニングの領域を拡大して、企画の実現性を高める。また、今の英語をより自然なコミュニケーションを可能なものとするためのブラッシュアップ。
3、テーマをもった旅
宗教、文化、生活、自然など、それぞれのテーマに即した形で旅をしていきたい。ニューオリンズのブルースカルチャー、ケニアの自然、リオの音楽に結びついた生活などなど、いきたいところは沢山あるのだけど、絞り込まないと、、
5、趣味を記録し、広げる
本、音楽、食事、映画、絵画など見て聞いて触れたものを記録する癖をつけたい。音楽に関しては膨大に聞ききためたものをミックスとして形に残したい。アウトドアでは、剣岳など残す100名山にチャレンジするとともに、渓流づり、キャンプなど自然をゆっくりと楽しむ領域にも時間を使いたい。
5、ミニマルな生活
生活用品を最低限に絞り込み、できるだけ気分の引き締まる上質なものにしたい。起きる時間、食べるもの、掃除洗濯タイミングをパターン化したい。
6、健康的な生活
2015年はあまりに風邪をひくことが多かったので、週1~2回のランニング、水泳生活取り戻す
8、興味対象を拡大し、知識を深める
「ジェネレーションマーケティング」「地方のカルチャー、固定化・再生産されるカルチャー」「地域内生産、消費、流通」など幾つか深堀していきたいテーマに関して、関連図書を通して、知識を深め意見をまとめる。
9、人と定期的に会う
一人暮らしを始めて出不精になってしまったので、意識的に人にあいたい。ちゃんとスケジューリングをする。意識的に出会いをつくるようにする。
10、家族との時間をつくる
今年はあまりに実家横浜に帰らなかったため、ほどほどに家族との時間を持つ。


2016年は地に足をつけながらも、新しいチャレンジに向けた仕込みの一年をとしていきたい!