ものづくりのメディア化

最近、スマートロックのQrioにしてもそうですが、メディア企業出身の人がハードウェアスタートアップを立ち上げたり、経営参画するのを散見します。Qrioの場合はサイバー出身の西條さん。

http://octoba.net/archives/20141215-etc-qrio.html

背景としては、ハードウェアを通した世界観や体験を伝えるということが一層大事になっているということと、「作ってから伝える」ではなく「伝えてから作る」ということが可能になってメディアの人が上流での経営参画が出来るようになっているからだと思います。

ハンズオンで経営参画する以上、エンジニアとの技術的な共通言語をどれだけ持てるか、ハードウェア特有の量産前後のオペレーションをどこまで理解できるがといった課題を気にする声が聞かれる気がしますが、むしろ、会社経営と創り作ることを切り離して、うまくODMやSCMパートナーを活用することに重きを置いてもいいのかもしれないと個人的には思います。

いずれにせよ、機を捉えてハードウェアの世界の魅力を広げる上でのいい動向と感じています。賛否両論ありそうですが^_^;