シティーボーイ

「POPYE」のリニューアル後、シティーボーイという言葉が巷でよく使われてますね。「POPYE」のいうシティーボーイとは一体なんなのかと気になって仕方ないのでちょっと文章を書くことにしました。

シティーボーイとは「都会的なセンスを持ち合わせている男性」のことを指すんだと思うんですが、そのセンスのルーツでシティーボーイは3パターンに分類できると思います。とっても野暮ですけどね笑。

一つめは、根っからの都会っ子。東京だったら目黒区とか。アメリカならニューヨークのマンハッタンやブルックリンの一部や、LAの中心部。その土地で仲間たちと共に遊ぶ中でセンスを体に染み込ませて行く。どちらかというと「ストリート」というやつ。あまり、外への露出はないので例というとなかなか出てこないが、zboysやニックミルハウザーとか。

二つめは、都会の名家の血統。1つめが土地や仲間たちの中といった家の外でセンスを磨くのであれば、彼らは家こそがセンスの源泉。血統ゆえの振る舞いの洗練性や、厳選された文化への習熟度などが絶対的なセンスを支える。例えば、加山雄三とか麻生太郎

三つめは、郊外で育ちながら、映画や音楽を通して都会というものに強い憧れをもち、都会に対して圧倒的な妄想を膨らませ、成人後、その妄想を天賦の才や絶対の行動力をもって実現させていくタイプ。例えば、山下達郎開高健やドナルドフェイゲン。

個人的には、1と2のミックスの人と、3の人が好きで、例えば前者であればアレキサンダーオルチや池波正太郎、後者であれば村上春樹とか。

1と2のミックスは真似がもはや出来ない絶対的なセンスに惚れ惚れし、3に対してはその純真な世界観とちょっとばかしの同族感を得て心が落ち着きます。

なんか、シティーボーイって口にすると恥ずかしいけど、やっぱ、1-3のいずれでもない人にとっては憧れの存在で有り続けるのだと思います。僕にとってもそれはモロに当てはまり、そんな偶像化されたシティーボーイについて駄文を書き連ねました。

外資系や大企業に入って出世を目指したり、セレブの真似をした服をきたり、流行のスポーツに身を投じたり、なんだかんだ僕たちはシティーボーイに憧れ日々生きてるんだと思う。